ヒグマの恐ろしさについて
私が登山するようになってから11年。
その中でヒグマに遭遇したことは一度もありません。
でもヒグマの気配と形跡は感じた事があります。
登山しようと思ったら山頂付近にヒグマが現れたという他登山者さんからの情報で、
泣く泣く下山した事もあります。。
ヒグマの恐ろしさについては登山遭難の事件を調べていた時に、
1970年に起きたカムイエクウチカウシ山で、
福岡大学ワンダーフォーゲル部の部員がヒグマに襲われる事件を知り
あまりにも恐ろしくて衝撃を受け、登山するのが怖くなりました。
この事件ではヒグマの習性「獲物への執着心が異常に強い」という事を、
ハッキリと思い知らされました!
高根が原でヒグマの形跡
私が登山した中で一番怖いな~と感じたのが
高根が原を歩いていた時の事でした。
その日は白雲岳避難小屋~忠別岳までピストンで高原温泉へ下山。
登山の記録はヤマレコを☟
高根が原から忠別岳のコースはまるで天国みたいな楽園!!
大雪山の醍醐味を味わえるコースなので素晴らしいです!
こんな楽園なのですが、人はちらほら歩いている程度。
とても静かなトレイルです。
忠別岳からの帰りの高根が原で超ホヤホヤのヒグマの糞が!!
一緒に登った師匠に
行きは、こんなの無かったですよね??なんだかホヤホヤ。。
無かったね。ニアミスだね。でも気配は無いな。
高根が原はヒグマ出没で通行止めになっている三笠新道に近いので
ヒグマが近くにいるのは分かっていたけど形跡があると本当怖い!!
それからの帰り道心臓ドキドキしながら、師匠となるべく会話して熊鈴を大きくならして
歩いたのでした!
ヒグマ対策①熊鈴
私が登山する上で必ず持ち歩いているのは熊鈴!
登山始めた時に札幌の「秀岳荘」で購入した
年季の入った熊鈴!音も良く、遠くまで響くのでお気に入り♪
熊鈴は、熊対策だけではなくて他の登山者さんに存在を知らせるのにも役立ちます!
山の中でいきなり人が現れたら驚かせてしまうので、熊鈴を鳴らし歩く事で
人がいるなという安心感もあります!
ヒグマ対策②ヒグマ撃退スプレー
私は持っていないのですが、師匠が持ち歩いているのが
ヒグマ撃退スプレー!
これは最終兵器ですが、熊とばったり遭遇して襲われそうになったら
数メートル近づいたところで顔面にスプレー噴射!
こんな恐ろしい状況になった時に冷静にスプレーをかけれるのかな?
でもいざという時の為に安心ですよね♪
ヒグマ対策②声を出す
誰かと登っている際は極力会話をして声を出す事で
ヒグマに人間の存在を知らせます。
去年オロフレ山に登山した際、
下山時に他に登山者さんがいなく静かで、私も師匠も会話していなかったら
熊か鹿かわかりませんが大型の獣が転げ落ちる大きな音がしてびっくりしました!
笹藪だったので姿は見えなかったので本当怖かった!!
それから師匠と会話しながら下山!
単独の際は携帯ラジオを鳴らしながら登山した方が良いと思います!
今回の北海道の震災で停電となり携帯ラジオのありがたさを痛感したので
私も携帯ラジオを購入しようと思います!
もしヒグマに遭遇したら?
登山していて、もしばったりヒグマに遭遇した場合、
どうすれば良いのか想像することがあります!
昔は死んだふりと言われてましたが効果が無いそうです。
そして熊を背にして走って逃げてはいけない!
熊の習性は「追いかける」ので
背にしたら間違いなく追いかけられ襲われます。
しかも足が時速50kmくらいあるらしいので簡単に追いつかれます。
なので、ヒグマの目を見て後ずさり!!
あとザックなどを置いて、そこに集中させて後ずさり!
それが一番なのではないのかなと思います。
しかし絶対遭遇したくないので、熊の気配などしたら
すぐ下山ですね!
まとめ
- 登山の際熊鈴は必ず携帯しよう!
- 万が一の熊撃退スプレーも携帯しよう!
- 誰かと登る時は会話、単独は携帯ラジオを持参しよう!
夏にお鉢平展望台で「北大ヒグマ研究会」の方達が、交代制でヒグマを監視していました。
黒岳石室で寝泊まりして一日中ヒグマがいるか観察しているそうです!
凄いな~!感心。
私よりヒグマ対策を詳しく書いてくださっているブログを発見し、
とても分かりやすく参考になったのでぜひご覧ください♪
ヒグマの住んでいる自然に遊びに行かせてもらっているのだから、
ヒグマは怖いけれど私たちも共存出来るように考えていかねばと思います。
こんばんは。サロンです!
毎度登山行くと、ヒグマに突然遭ったらどうしよう!?と
考えながら登山しています。
そこで、ヒグマ対策についてどうしているのかお話したいと思います!